『いま、会いにゆきます』は2003年に刊行された市川拓司さん原作の小説です。
2003年といえば『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ブームとなって2004年の映画化が決定し、発行部数が100万部を突破した頃。
この純愛小説の波に乗って大きなセールスを生んだのが同じ小学館発行の『いま、会いにゆきます』です。
早々に竹内結子さん、中村獅童さん主演で2004年の映画公開が決定。
2005年にはミムラさんと成宮寛貴さん主演でテレビドラマ化されました。
目次
『いま、会いにゆきます』を配信している動画配信サービス(ビデオオンデマンド)一覧
『いま、会いにゆきます』を鑑賞できる動画配信サービスの一覧です。
hulu、U-NEXT、dTV、FOD、Paravi、ビデオマーケット(VM)、Amazonプライム・ビデオ、Netflixそれぞれ動画視聴可能なものに印をつけてあります。
◎は見放題、〇はPPV(ペイ・パー・ビュー)です。
見放題は月額料金だけで好きなだけ視聴ができます。
PPVは月額料金とは別に視聴作品ごとに料金が必要で、期間限定のレンタルです。
映画 | ドラマ | |
---|---|---|
作品名 | いま、会いにゆきます | いま、会いにゆきます |
公開日 | 2004年10月30日 | 2005年7月3日 ~9月18日 |
配給 | 松竹 | TBS |
監督 | 土井裕泰 | |
主演 | 竹内結子 玉山鉄二 | ミムラ 成宮寛貴 |
hulu | - | - |
U-NEXT | ◎ | - |
dTV | - | - |
FOD | ○400円 | - |
Paravi | - | ◎ |
VM | ○324円 | ○324円/話 |
Amazon | ◎ | - |
2018年8月19日現在の情報です。
配信状況が変わっていることもありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
『いま、会いにゆきます』を視聴できるVODサービスならU-NEXTとAmazonプライム・ビデオ
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テレビドラマ版『いま、会いにゆきます』を見放題で配信しているのはU-NEXTとParaviだけです。
Paraviはまだ新しいサービスで動作が重かったり作品のラインナップが偏っていたりしてまだ積極的にはおすすめできるレベルにありません。
U-NEXTは総合的にレベルが高く、無料トライアル期間であってもポイントが貰えて最新作を観ることもできるのでとてもお得です。
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劇場映画版『いま、会いにゆきます』を見放題で配信しているのはAmazonプライム・ビデオとNetflixです。
Netflixは洋画・海外ドラマ・アニメは強いですが、邦画や国内ドラマはそれほど充実していません。
Amazonプライム・ビデオならば『いま、会いにゆきます』と近い時期に公開された『天国の本屋~恋火』や『チームバチスタの栄光』シリーズなど竹内結子さん主演の映画をたくさん配信しています。
映画『いま、会いにゆきます』の見どころと感想
あらすじ
1年前に妻である澪をなくした巧と6歳の息子の佑司。
澪は生前「雨の季節に戻ってくる」と言い残していた。
巧と佑司はありえないことだとは思いながらも、その言葉を信じて澪に会いたい気持ちを募らせていた。
そしてついに梅雨に入ったある日のこと、森にでかけた巧と佑司は澪に出会った。
けれども澪は記憶を失っており、自分のことも巧と佑司のことも覚えていないようだった。
戸惑いつつ3人での暮らしを再開した澪は、記憶がないながらも巧との出会いや佑司の誕生について知るうちに、巧と佑司と一緒の生活に幸福を感じるようになった。
佑司の誕生日が近づいたある日、佑司は以前に澪と一緒に埋めたタイムカプセルを見つけた。
タイムカプセルの中には澪の日記が入っていた。
その日記を読んだ澪は全ての真相を知るのだった。
そして二人との別れのときが迫っていた。
キャスト
秋穂澪 : 竹内結子
秋穂巧 : 中村獅童
秋穂佑司 : 武井証
高校生の巧 : 浅利陽介
高校生の澪 : 大塚ちひろ
18歳の佑司 : 平岡祐太
アヤ(佑司の同級生) - 美山加恋
永瀬みどり - 市川実日子
浜中晶子(佑司の教師) - YOU
ケーキ屋店主 - 松尾スズキ
野口医師 - 小日向文世
司法書士事務所所長 - 中村嘉葎雄
スタッフ
監督 : 土井裕泰
脚本 : 岡田惠和
音楽 : 松谷卓
製作委員会 : 東宝・TBS・博報堂DYメディアパートナーズ・小学館・スターダストピクチャーズ・毎日放送
主題歌 : ORANGE RANGE 「花」
映画『いま、会いにゆきます』は公開当時に映画館で見ました。
竹内結子さんがとにかく美しい!
佑司くんがメチャメチャかわいい!
ストーリーは秀逸で映像がきれい。
何よりその頃、自分にも長男が誕生して共感しまくりでした。
とても気に入ってその後も何度も見ました。
でもある時から『いまあい』熱は冷めてしまったんです。
それは竹内結子さんと中村獅童さんの”離婚”(!?)
竹内結子さんと中村獅童さんはこの映画での共演がきっかけで恋愛に発展したそうです。
そして2005年に結婚。
ただし愛を育んだというよりはできちゃった婚で慌てての結婚だったようです。
結婚後も中村獅童さんが浮気しただの、竹内結子さんが家事ができなくて義母と反りがあわないとか、梨園の妻となる覚悟がないとか、すでに別居状態だとか、ろくな噂が出てこずに結局3年ぐらいで2008年に離婚しちゃいました。
澪がなくなったのは28歳ですが、竹内さんはその28歳で離婚してるんです。
もちろん作品と役者さんのプライベートは何の関係もないのは頭では分かってますが、心情的には「今まで俺が『いま、会いにゆきます』を見て流した涙を返せ!!」という気分になってしまいます。
それ以来なんとなくこの映画の印象が悪くなっちゃったんですね。
で、久々に今回見返したんですが・・・
やっぱり泣ける!!!
10年ぶりぐらいで見たんですが、良い映画は時間が経ってもいい映画なんですね。
久しぶりに見たから改めて新鮮な気持ちで見れたのかもしれません。
結末は分かっているんですが、分かっているからこそ序盤の伏線だけで涙がこみ上げてきます。
『いま、会いにゆきます』は何かと『世界の中心で、愛をさけぶ』と比較されました。
セカチューが作った純愛ブームに見事にのった一番弟子のような作品が『いま会い』ですから比べられるのは当然ですが、原作の発行元がどちらも小学館だったり、製作委員会を構成しているのがまったく同じ企業だったり、共通点が多いのも確かです。
でも根本的に『世界の中心で、愛をさけぶ』が男女の恋愛を描いているのに対して『いま、会いにゆきます』は家族の愛情を描いている点で大きな違いがあります。
そして小さな1つの選択が人生の中でとてつもなく大きな意味を持つことを教えてくれる点で『いま、会いにゆきます』はラブストーリーではなく人生哲学的な重厚なヒューマンドラマだと言えます。