『岳』は2003年から2012年にかけて『ビッグコミックオリジナル』に掲載された石塚真一さんの漫画『岳 みんなの山』です。
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マンガ大賞2008、第54回(平成20年度)小学館漫画賞一般向け部門、第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞して、2011年5月に映画『岳 -ガク-』が公開されました。
東宝WEB SITEより
山岳救助を題材に山の美しさと怖さがリアルに描写されています。
目次
映画『岳 -ガク-』が見放題配信されている動画配信サービス(ビデオ・オン・デマンド)はこちら
映画『岳 -ガク-』を鑑賞できる動画配信サービスの一覧です。
hulu、U-NEXT、dTV、FOD、Paravi、ビデオパス、ビデオマーケット、Amazonプライム・ビデオ、Netflixそれぞれ動画視聴可能なものに印をつけてあります。
◎は見放題、〇はPPV(ペイ・パー・ビュー)です。
見放題は月額料金だけで好きなだけ視聴ができます。
PPVは月額料金とは別に視聴作品ごとに料金が必要で、期間限定のレンタルです。
作品名 | 映画 岳 -ガク- |
---|---|
公開日 | 2011年5月7日 |
配給 | 東宝 |
hulu | - |
U-NEXT | ◎ |
dTV | ◎ |
FOD | 〇¥400 |
Paravi | - |
ビデオパス | ◎ |
ビデオマーケット | 〇¥324 |
Amazon | ◎ |
Netflix | ◎ |
2018年9月10日現在の情報です。
配信状況が変わっていることもありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
トライアルで『岳―ガク―』を無料で観れるサービス
『岳―ガク―』を配信しているビデオ・オン・デマンド(VOD)はいろいろあります。
月額料金のみで見放題できるのがU-NEXT、dTV、ビデオパス、Amazon、Netflixです。
どのサービスも1ヶ月程度の無料トライアルがあるので、お試し期間内であれば無料で『岳』を視聴することが可能です。
イチオシはU-NEXT
U-NEXTは有線放送で有名な株式会社USENから独立した株式会社U-NEXTが運営するビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスです。
総合力に優れた動画配信サービスで、家族みんなでシェアできたり、動画だけでなく雑誌も見放題できたりします。
最新作のリリースが早いのも大きな特長です。
ほとんどのVODでは最新作は月額料金とは別料金のレンタルになります。
その点はU-NEXTも同様ですが、U-NEXTでは無料お試し期間中でもレンタルに使えるポイントを600円分もらえます。
これを使えば無料で最新作を観ることも可能なので、U-NEXTの無料トライアルはかなりお得です。
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ビデオパスもGOOD
ビデオパスはKDDIが運営するビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスです。
もともとはauのサービスの一つでauユーザーしか利用できませんでしたが、2018年8月2日からオープン化して誰でも利用できるようになりました。
テレビ朝日と業務提携しているので他のVODサービスでは配信されていないテレ朝ドラマを見放題できたりします。
ビデオパスは月額606円とVODの中でも低価格です。
にもかかわらず新作レンタルに使えるコインが毎月540円分もらえます。
これは他のVODと比べてもかなりオトクなサービスです。
しかもこのビデオコインは無料お試し期間中でももらえますので利用しない手はありませんよね。
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dTVも悪くない
dTVはNTTドコモが運営するVODサービスです。
dTVもビデオパスと同じようにもともとはドコモユーザー限定のサービスでしたが、2014年4月1日からキャリアフリー化して誰でも利用できるようになっています。
dTVは月額540円と圧倒的な低価格ながらコンテンツがとても充実しており非常にコストパフォーマンスに優れています。
エイベックスが運営に携わっているため音楽コンテンツも豊富です。
dTVでしか見られないオリジナルコンテンツとして人気作品のスピンオフも多く揃っています。
31日間の無料トライアルがあるのでたっぷりと楽しんでみてはどうでしょうか。
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映画『岳 -ガク-』の見どころと感想
あらすじ
今は北アルプスで山岳救助ボランティアとして山を登り歩きながら登山者たちを守っており、山岳遭難救助隊からの信頼も厚かった。ある年の春、新人隊員として椎名久美が山岳救助隊に配属された。やる気に満ち溢れていた久美だったが過酷な救助現場で自分の無力を思い知り自信を失っていく。
それでも山岳救助隊隊長の野田や三歩の指導を受けながら着実に成長していった。そんなある日、猛吹雪の雪山で多重遭難が発生した。
私は山へのあこがれはありますが、登山なんてムリ!ムリ!という軟弱者です。
雄大な景色は見たいけど、実際に行ったら悪天候に見舞われて心が折れてしまうこともあるだろうし、息絶え絶えになって風景を愛でる余裕なんてないかもしれない。
苦しい思いをして頂上にたどり着いたときの達成感は何物にも代えがたい貴重な体験なんだろうとは思うけど、途中でめげて引き返す自分の姿が容易に想像できちゃいます。
辛い思いして登らなくてもロープウェイとかリフトでヒョイと登って見た景色でも十分満足です。
なんなら山に分け入って虫にまとわりつかれるぐらいなら、ふもとの温泉にのんびり浸かって遠目に山容を眺めてる方がはるかにいいと思ってしまいます。
登山好きの人から怒られそうですが、実際に私のように「登山はちょっとキツイかな・・・」と思っている人は結構いるんじゃないでしょうか。
映画はそんな人間にも山登りの疑似体験をさせてくれる素晴らしいものですね。
映画『岳』を見て感じたのは山の美しさや山登りの楽しさが上手に描かれてるなあということでした。
私は登山こそしませんが、ドライブや温泉巡りは好きなので八ヶ岳とか槍ヶ岳とか日本アルプスの山岳地帯には結構よく訪れます。
そのきれいな風景が『岳』ではうまく映像化されていました。
小栗旬さん演じる主人公の三歩はほのぼのとしていて本当に山が好きなのがにじみ出ているようなキャラクターです。
そのあたりを上手く表現できていて、こんな私でも「ちょっと登山してみたい」なんて思わず考えてしまいました。
山小屋のシーンとか本当に楽しそうなんですよね。
その一方でこの映画では山の過酷さも描かれています。
ただ正直言って過酷さの面ではちょっと物足りなく感じました。
頭ではこのシーンは自然の厳しさを表現してるんだろうなと分かるんですが、なぜか真に迫るものがなかったんですね。
シンプルに言えばハラハラ感が足りなかったということです。
たぶんその大きな原因が長澤まさみさんじゃないかなと思います。
もちろん長澤さんの演技がダメだったということじゃありません。
相変わらずきれいだし、大好きな女優さんです。
この映画は小栗旬さん主演で長澤まさみさんがヒロインですが、映画を見てみるとダブル主演と言っていいほど長澤まさみさんの扱いが大きいんです。
下手したら長澤まさみメインと言ってもいいぐらいなんじゃないかとも思います。
長澤まさみさんは山岳救助隊の新人隊員の役です。
だから窮地に陥るのも経験不足によるものだったりします。
そうすると避けられたはずの危険なので山の過酷さという部分が薄れてしまうのです。
単なる人為的ミス、自業自得ってことですね。
そうじゃなくて長年のキャリアを積んだベテラン隊員でさえも苦境に陥ってしまうという形であれば自然の過酷さ、人間の存在のちっぽけさというのが際立ったはずです。
長澤まさみさんを物語の主軸に据えることによって、ストーリーの柱は新人隊員の成長物語になってしまいました。
せっかく壮大なスケールの映像があるのに、ストーリーはこじんまりとしちゃったのが残念です。
キャスティングにまつわる大人の事情があったりするのかもしれませんが、長澤さんはあくまでも華としてアクセント的に登場してもらって、もっとベテラン隊員たちを活躍させる重厚な物語を見たかったなあと思いました。