映画『三度目の殺人』は2017年に公開された是枝裕和監督、福山雅治主演の日本映画です。
2013年に『そして父になる』でタッグを組んだ福山雅治さん、2015年に『海街diary』に出演した広瀬すずさんに加え、是枝作品初出演となる役所広司さんがさすがの怪演を見せてくれます。
『三度目の殺人』を配信している動画配信サービス(ビデオ・オン・デマンド)一覧
『三度目の殺人』を鑑賞できる動画配信サービスの一覧です。
hulu、U-NEXT、dTV、FOD、Paravi、ビデオマーケット(VM)、Amazonプライム・ビデオ、Netflixそれぞれ動画視聴可能なものに印をつけてあります。
◎は見放題、〇はPPV(ペイ・パー・ビュー)です。
見放題は月額料金だけで好きなだけ視聴ができます。
PPVは月額料金とは別に視聴作品ごとに料金が必要で、期間限定のレンタルです。
作品名 | 映画 三度目の殺人 |
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公開日 | 2017年9月9日 |
配給 | 東宝 ギャガ |
脚本 | 是枝裕和 |
監督 | 是枝裕和 |
主演 | 福山雅治 |
hulu | - |
U-NEXT | 〇540円 |
dTV | 〇標準432円/HD540円 |
ビデオパス | 〇540円 |
FOD | 〇500円 |
Paravi | - |
ビデオマーケット | 〇432円 |
Amazon | ◎ |
Netflix | - |
2018年10月28日現在の情報です。
配信状況が変わっていることもありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
『三度目の殺人』の見どころと感想
「まさに是枝作品」という感じのサスペンスです。
家族を描いた作品が特に近年多かった是枝監督ですが、この作品は法廷ドラマという是枝作品の中では異色のテーマになりました。
法廷ものということで謎解きを期待して観た方は多分不満が溜まったことでしょう。
この作品はサスペンスとして見てしまうと非常にスッキリしない作品です。
結局犯人は誰なのか?動機は何だったのか?どうやって殺害したのか?
あやふやなままはっきりしません。
タイトルの「三度目の殺人」というのは何を意味するのか?
これもよくわかりません。
こういう問いかけっぱなしで答えを示さない映画にフラストレーションが溜まってしまう人は観ないほうがいいでしょう。
是枝作品はこういう「よくわからない」作品が多いので嫌いな人も多いですが、私はこういう謎を残した物語って好きです。
是枝監督の作品は哲学的なアプローチだと思うのです。
哲学は答えそのものよりも答えを出そうとするプロセスを重視します。
そもそも答えがあるのかどうかもわからない問いに対して思索を巡らすことに価値を置きます。
『三度目の殺人』も真実を見つけることよりもそもそも真実はあるのか?人間に真実を見つけることなどできるのか?
そういう根源的な問いかけが根底にあるように思います。